新人マーケター辻が語る、汗と涙のCP+2024奮闘記
2024-04-11 LUMIX Magazine
こんにちは。
マーケティング担当の辻です。
少し日が経ってしまいましたが、CP+2024へご来場いただいた皆様、ありがとうございました。当日はお楽しみいただけましたでしょうか。
実は今年のCP+のセミナーコーナーは私がディレクションを務めさせていただき、日々のマーケティング活動と同時進行で昨年からコツコツと準備を進めてまいりました。
こちらの記事では、CP+の準備活動から当日を迎えるまでを振り返ります。
セミナー担当である私の半年にわたる準備活動と、本番が迫るにつれて追い込まれていく姿をお楽しみください。
全体コンセプトの策定
~2023年 夏~
例年、CP+の準備は夏頃から始まります。
前回の良かった点や反省点を踏まえて、今回のCP+に向けてコンセプトを組み立てていく段階です。
様々な議論を重ね、CP+2024において策定されたコンセプトは「COLORS OF LUMIX」。
クリエイターの皆様に評価いただいている「LUMIXの色表現」を来場者の皆様に体感いただくことになり、セミナーステージ全体のディレクターを私が担当することになりました。
と言うのも、その頃の私と言えば、9月に発表を控えていたG9PROIIのマーケティング活動に全集中していたところだったんです。
これらの準備を必死で進めていました。
G9PROIIの活動に注力しながら、徐々にCP+2024が動き出していました…。
セミナーステージにおけるコンセプトが決まるまで
~2023年 秋~
少し時を跨ぎ、無事にG9PROIIの発表からタッチアンドトライイベントまでを走り切った2023年の秋。
セミナーステージのコンセプトについての検討を、本格的に開始しました。
前回との大きな違いとしては、新たにセミナーステージとは別にワークショップが実施されるということ。
より実践的な内容を少人数で行い、LUMIXの良さを体感いただくという内容です。
前回のセミナーの内容を参考にしながらも、ステージのコンセプトを考えていくのは、答えが中々見つからず苦労しました。
LUMIXブース全体のコンセプトである「COLORS OF LUMIX」を踏まえつつ、セミナーステージで登壇者から発信してもらいたいことは何かを考えた時、
LUMIXの絵作り思想でもある「生命力・生命美(=被写体らしさを描き切る)」というテーマが私の中で浮かび上がりました。
というのも、私自身、G9PROIIが出た当時に子どもの運動会の写真をG9PROIIで撮影して、芝生や空の色、質感も含めた自然な描写に感動したんです。
日々仕事を通して写真家やクリエイターの皆様からLUMIXの絵作りに対してお褒めいただくことはあるのですが、自分が体験することで、LUMIXの絵作りをより多くの皆様にも体感してもらいたいという想いが強くなっていました。
なんとなく思い描いていたセミナーの方向性が、ようやくクリアになってきました。
一方で、その頃のマーケティング活動は12月発表のG100Dがピークを迎えます。
マイナーチェンジ機であるG100Dですが、マーケティングのメッセージは以前のVlogカメラとしての訴求から、初めてカメラを購入いただくエントリーの方に向けた訴求へ大きく変わりました。
セミナー講師の決定と出演打診
~2023年 冬~
秋に見えてきたセミナーの大きな方向性から、もう少し具体的に、発信内容を以下のように整理していきました。
これらをご紹介・ご提案していただけるクリエイターの選定を進め、登壇をご依頼していきました。
この頃は、G100Dの発表も終わりやっと一息…かと思いきや、そうはなりませんでした。
そうです。
LUMIX S 100mmF2.8 MACROの発表に向けて走っていました。
このころから記憶があやふやになってきて、知り合いからは「疲れてる?」と声をかけられるようになります。
本番まであと2ヵ月。
講演に向けた準備、そして本番
〜CP+2024 当日まで〜
本番も差し迫ってきた頃。オファーを快諾いただいた登壇者の皆様それぞれと、セミナーの内容について擦り合わせを進めていきました。
普段LUMIXを使い撮影いただいている中で気に入っているところを深掘りしたり、私たちがその方から発信していただきたい内容などを固めていきます。
そしてCP+の準備も大詰めの中、同時進行でLUMIX S 100mm F2.8 MACROの発表と、公式Xでは初のスペース配信を行ったりと、盛り上げを作りつつ慌ただしいままCP+前日を迎えます。
機材搬入の為、前日から会場入り。
会場には、LUMIXブースが着々と組み立てられていました。
明日から来場されるお客様と一緒に盛り上がることを想像すると、高揚と緊張をしていたことを覚えています。
そうしていよいよ迎えた初日。
私が担当していたセミナーステージでは、Lマウントアライアンスに関するセミナーからスタートしました。
そんな不安もありましたが、結果的には最終日まで、全てのセミナーで満席+立ち見といった盛況ぶり。
セミナーをディレクションする立場として、どの枠においても皆様にご来場いただけるか、実際に会場サイズの大型モニターで資料を確認できるのがリハだけだったこともあり、ちゃんと資料も見やすく整理できているかと、実は様々な不安を抱えて挑んだ当日。
これまで進めてきたことが多くの人に受け入れてもらえて嬉しかったのもありましたが、正直に言うと「安心した」といった思いの方が強かった気がします。
メーカー主軸のセミナーについて
多くの方に楽しんでいただいたセミナーステージの中でも、今年はCP+に合わせて新レンズのLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.を発表したこともあり、レンズを軸にしたセミナーを開催しました。
これらのレンズはどちらも世界最小最軽量(※1 ※2)のレンズとして登場し、多くの人から驚きをもって受け入れていただきました。
ですが、スペックだけでは語れない部分についてもしっかりとお伝えするために…そして世界最小最軽量を実現した設計者のこだわりを紹介するために…写真家と設計者によるトークセッションという形で発信をすることにしたのです!
企画段階で、どなたかにファシリテーターをお願いできないかと思い上司の塩見に相談すると
と、鶴の一声で私の登壇が決定しました。
その後、急ピッチで構成や話の展開を光学設計者や写真家のコムロミホ先生と固めて本番を迎えます。
設計のこだわりやコムロミホ先生の作例を交えたインプレッショントークは、大盛り上がり。
ステージ上からも、技術へのこだわりや作例への来場者のリアクションが良く見えて、とても嬉しかったです。
へたくそな司会でしたが、盛り上がりに貢献できていれば幸いです…。
CP+2024を終えて
CP+が終わったら一息着くかと思いきや、もう4月になってしまいました。
CP+2024は昨年と比較しても来場者は増加し、コロナ禍前の賑わいが戻ってきたように思います。前年と比べても130%の来場者数だそうです。
LUMIXブースにおいても多くの方に来場いただき、様々なコンテンツをお楽しみいただけたかと思います。
今回のCP+が、皆さんの創作活動におけるヒントや悩み事の解決に繋がれば嬉しいです。
また来年もLUMIXブースでお会いしましょう!ありがとうございました。