文具の組み合せで楽しめる!マイルドライナーのもと
2024-07-09 杉浦百香(もか)@ライター
ゼブラの「マイルドライナー」もしくは「マイルドライナーブラッシュ」のペン先をつけるだけで、簡単にグラデーションができるインク『マイルドライナーのもと』。
ペンと『マイルドライナーのもと』でも十分楽しめるが、他の文具をプラスすると、また違った楽しさがあるので紹介したい。絵心がないから、『マイルドライナーのもと』を使えないかも……という方にもおすすめの方法だ。
ガラスペン+『マイルドライナーのもと』
まずは、ガラスペン+『マイルドライナーのもと』を使った楽しみ方。公式サイトでも「ガラスペンマイルド」として説明されている。ただ、『マイルドライナーのもと』を2色使う方法は、個人的に違う手順で行っていたので紹介したい。
使うもの
使うものは、書き込む用紙の他に、
マイルドライナーのもと 2本
ガラスペン 1本または2本
ティッシュやキッチンペーパー
水を入れたコップ
『マイルドライナーのもと』は、「マイルドベビーピンク」と「マイルドブルー」を使った。また、ガラスペンは、1本でも2本でもできる。
使う用紙は、万年筆向けかつ、インクの乾きがやや遅いものがおすすめ。インクが紙の上で混色でき、グラデージョンが出やすいからだ。私は神戸派計画の「GRAPHILO (グラフィーロ)」を使っている。
ガラスペン1本
①ガラスペンに『マイルドライナーのもと』(今回は「マイルドベビーピンク」)を付けて書く。
②ガラスペンに残った『マイルドライナーのもと』を洗い落とす。洗ったときについた水も拭き取る。
③①で書いた『マイルドライナーのもと』が乾き切る前に、違う色(今回は「マイルドブルー」)を重ねる。色を重ねない部分を残しておくと、自然とグラデージョンになる。
④完成!
ガラスペン2本
①ガラスペン1本ずつに『マイルドライナーのもと』(今回は「マイルドベビーピンク」と「マイルドブルー」)を付ける。
②ガラスペンを交互に持ち替えながら文字を書く。直前に書いた線に重ねると自然とグラデージョンになる。
③完成!
2つの違い
『マイルドライナーのもと』の重ね具合で発色が変わってくる。
ガラスペン1本のときは、一通り書いた上にインクを重ねたのでピンクとパープルのグラデージョンになった。
ガラスペン2本のときは、一画ずつインクを変えたので、ピンクとブルーのグラデージョンになる。
もちろん手間はかかるが、ガラスペン1本で一画ずつインクを変えてもいいし、ガラスペン2本で一通り書いた上にインクを重ねてもいい。
スタンプ+『マイルドライナーのもと』
次に紹介するのは、スタンプ+『マイルドライナーのもと』の組み合わせ。絵が描けなくてもかわいいモチーフが使えるのが、スタンプのいいところだ。
使うものは、描き込む用紙の他に、
マイルドライナーのもと
マイルドライナーブラッシュまたはマイルドライナー
ティッシュ
スタンプ
スタンプインク(油性顔料系)
『マイルドライナーのもと』は、「マイルドブルー」、「マイルドライナーブラッシュ」は「マイルドフューシャ」「マイルドグレー」「マイルドレモンイエロー」を使った。
使う用紙はノートに使われている上質紙やフールス紙がおすすめ。おすすめできないのはコットンペーパー(コットンの配合率が高い紙)。グラデーションが出づらかった。
『マイルドライナーのもと』が水性顔料インクなので、スタンプインクは速乾性に優れ、水に濡れてもにじみにくい「油性顔料系」のものを選ぶのがポイント。水性インク同士だと、にじんでしまう可能性がある。
スタンプは、色が塗りやすい余白のあるデザインのものがおすすめ。今回はゴム版はんこ作家cotori cotoriさんのスタンプを作った。
スタンプ
①スタンプを紙に押し、十分に乾かす。
②押したスタンプに『マイルドライナーのもと』をつけた「マイルドライナーブラッシュ」で色を塗ったり模様を描いたりする。
③完成!
塗る範囲が小さい場合、『マイルドライナーのもと』をペン先に少しだけつけると、グラデーションが作りやすい。
『マイルドライナーのもと』で童心に帰って色遊びを楽しもう
子どものとき、絵の具をパレットで混ぜてできる色、筆を洗ったときにできる色水に夢中になった方もいるだろう。『マイルドライナーのもと』は、手軽に色遊びを楽しめるアイテム。大人になった今だからこそ、童心に帰って色遊びを楽しんでみるのいかがだろうか。
▼今回紹介したものはこちら。
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文具マガジンやっています。小学生のときカラーペンを大量に集めていた私。大人になっても相変わらずペンを集め、レビューを書いているのです。
▼2023年に使っておもしろかったカラーペンは、「MATTEHOP(マットホップ)」。
▼2022年に使っておもしろかったカラーペンは、「ILMILY(イルミリー)Color two color」。
▼Instagramではリール動画で紹介しています。