知らなきゃ”損”!? スマートキーの“意外な”便利機能って何! 近年広がる「犯罪」対策にも有効な「マル秘」機能とは

2024-09-02 いしまる

めちゃ便利な「スマートキー」で「注意しないといけない」点とは

 近年ほとんどの新型車に装備される「スマートキー」ですが、クルマのドアの鍵を施錠・開錠するだけでなく、様々な機能がついているものがあります。
 
 どのような機能があるのでしょうか。

すっかり主流となった「スマートキー」には、解錠やエンジン始動以外の新たな機能が増えています

 スマートキーは、1999年発売のホンダのFRスポーツ「S2000」といわれ、本格的に普及し始めたのは2003年の2代目トヨタ「プリウス」からと言われています。

 メーカーによってこの機能の呼び名は異なり、例えば日産では「インテリジェントキーシステム」、トヨタでは「スマートエントリー&スタートシステム」といいます。

 スマートキーは、キーを身につけている状態であれば、ドアノブやドアについているボタンに触れるだけで施錠・解錠が完了する便利なものです。

 クルマのエンジンも、鍵を刺さずに始動可能で、スムーズにクルマを動かせるため、カバンやポケットから鍵を探す手間も省けます。

 さらに、もしもキーの電池がなくなった場合でも、スマートキーには通常の鍵が内蔵されているのでクルマに乗れなくなることもありません。

 ほかにも、鍵の施錠・開錠やエンジンの始動以外にも、便利な機能として、鍵の閉じ込めを防止する機能やトランクや一部のドアのみを開錠することも可能です。

 このように便利な機能がある一方で、スマートキーを使用する上での注意点があります。それが盗難被害です。

 スマートキーが発信しているわずかな電波を悪用する「リレーアタック」という盗難方法が問題となっています。

 リレーアタックとは、スマートキーから発信された電波を特殊な機械によって中継し、ドアの開閉をする手口のことです。

 盗難を防ぐためには鍵の保管方法が重要になります。

 リレーアタックの防止方法について、日産のディーラー担当者は次のように話しました。

 「近年リレーアタックによる盗難被害が増えていますので、キーの保管方法や使い方に関して、ユーザーの方に説明させていただいております。

 リレーアタックを防止してくれるキーケースが販売されているので、積極的に使用すると盗難を防げるかと思います」

 他にも、鍵を蓋つきの缶ケースに保管することも有効です。缶にしまうことで、電波を遮断することが可能です。

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