舐めてた幹事をやってみたら【2024年度2Q unname合宿振り返り】
2024-09-04 弘松 陸|Riku Hiromatsu
弊社unnameでは毎Qで合宿を行なっており、この度2024年度2Qの合宿として、8/24~25で福岡で合宿を行いました。
テーマを「What is unname」と設定した今回の合宿では、直近3ヶ月で新しいメンバーが2名加わり、
メンバーを相互理解すること
全員がunnameを語れるようになること
未来のunnameに向けた動きができるようになること
の3点を目的として、次の3Qはもちろん、その先半年〜2,3年の解像度を高めメンバーの認識を揃えていくために実施しました。
また今回は福岡開催ということで、unname福岡支社長の本田さん(@asahi_unname)と、福岡出身の私の二人が幹事に任命されました。
弊社代表の宮脇さんから幹事をお願いされ、「幹事ですか!OKっす!」と。
自分は学生の頃から幹事は率先してやる方だし、サークルで部長だったときに旅行の幹事とかよくやったし、社会人になってからも同じようなことしたし。
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結論から言うと、
幹事を舐めていました。
このnoteは、舐めてた幹事をやってみた振り返りと反省を書いたものになります。
その前に、まずは合宿全体でどんなことを実施したのか簡単にご紹介していきます!
福岡合宿でこんなことやったよ
今回の福岡合宿は1泊2日で行いました。
1日目
東京から福岡へと飛行機で向かうと、福岡支社長の本田さんが出迎えに、、、!
本田さんの出迎えがあったおかげで「合宿始まったなあ!!!」と皆のスイッチが切り替わりました。
そこから会議室に移動して、1日目のアジェンダ
①メンバーを相互理解すること
②全員がunnameを語れるようになること
についてがっつり議論していきました。
私は「①メンバーを相互理解すること」のプログラムの担当だったので、どんなことを実施したか紹介します。
現状から目的を達成するために、今回は
ストレングスファインダーでお互いの資質の違いを理解し、
メンバーごとのスキルマップの作成を通して、適切な役割分担をして、イニシアチブを取ることができる状態を作る
といったワークショップを行いました。
◾️ストレングスファインダー
◾️スキルマップ
日中は会議室で時間一杯議論をし、合宿本番の飲み会へ🍻
unnameの合宿での飲み会はあらかじめトークテーマを準備していて、今回はメンバーの相互理解が深まる会話を中心に行いました。
トークテーマをしっかり持ってくる飲み会はunnameが初めてで、こういった場面だからこそしやすい話をしっかり消化できる機会になるのですごく良いなと思っています。
2日目
2日目のスタートは当然「豊一」からです。
福岡に来たらマストで豊一は行ってください。
豊一をたらふく食べたら、会議室へ。
2日目のアジェンダは
③未来のunnameに向けた動きができるようになること
です。
unnameで働くにあたって「unnameで働くメリット」「unnameだから得られる機会」など、日頃感じていることを出し合いながら、同じような野望を持つ人や、協力してくれるメンバーと一緒に働くための訴求を考えたり
「unnameの現在地と未来について」のプログラムでは、代表の宮脇さんに質問をしながら、創業から今まで、これからのunnameについて語ってもらったり
最後は福岡空港のラーメン滑走路でギリギリラーメンを掻き込み、コンテンツを限界まで盛り込んだ合宿が終了しました🛫
幹事の失敗と反省、そこから学んだこと
私がメインで担当したのは「①メンバーを相互理解すること」のプログラムだったのですが、
実は、合宿本番ではかなりうまくいきました。
メンバーも期待値以上だったと評価してくれて、メンバー同士の相互理解もかなり高まった感覚があり、成功と言って良いものになったと思っています。
準備段階でめちゃくちゃ失敗しました。
まず、幹事という役割を「どんなことを議論するのかのお品書きを準備して、あとは議論してもらうといった感じだろう」のような低い意識でいたため、
もう一人の幹事である本田さんに、合宿のテーマ決め・全体設計・他のプログラムの進行などなど、どんどん幹事の役割を奪われていきました。
自分が任されているプログラムに対しても、幹事・オーナーとしての意識が低く、「メンバーを相互理解すること」というプログラムの目的に対して1週間前の時点で、
『アイスブレイクとしてバリューズカードという相互理解ゲームをやって、ストレングスファインダーの比較表を見ながらお互いの強み弱みについて議論しよう!(アドリブで)』
くらいの準備・想定をしており、合宿の最初のプログラムとして盛り上がり、お互いの強み弱みを理解できる場になったらいいな、と思っていました。
今週末に合宿を控えた月曜。本田さんと進捗確認の打ち合わせにて。
プログラムの目的・進行の想定・プログラム終了後にunnameがどのような状態になっていることを理想としているのか・現状のunnameの課題は何なのか・現状と理想のギャップをこのプログラムを通してどういうステップで埋めていくつもりなのか・・・
大量の問いとフィードバックをもらいました。
そして、打ち合わせの最後に本田さんから
「今回の合宿の幹事やプログラムの進行を任されていることへの報酬は、次のより難易度の高い、大きな責任が伴う仕事が手に入ることだと、私は思っています。今回の幹事の業務をタスクと捉えるのではなく、オポチュニティと捉えて望まないと、このプログラムが準備が甘くグダグダになり失敗し『弘松さんにこのレベルは任せられないか』となりますよ。」
と言われました。
unnameでよく言われる言葉に「砦を守る」というのがあります。
オーナーとして、このプロジェクトにおいてはどんなことがあっても失敗させない。
参加メンバーがうまく立ち回れなかったり、外的要因が舞い込んできて場が混乱したりしたとしても、あらゆる場面を想定し、準備をしておくことで、必ず着地させる。
これをunnameでは「砦を守る」「最後の砦になる」という言葉でよく表現します。
このプログラムのオーナーは自分であり、準備不足でうまくいかないと、自分の次の機会はなくなる。
砦を守るオーナーとしての役割を全く果たせていないと、このときやっと気づきました。
ここから1週間で本田さんと何度も議論させてもらっていく中で、徐々に砦を守る意識が高まり、
「自分の次の機会がなくなるどころか、プログラムが失敗しメンバー同士の相互理解が深まらなかったら、unnameの次の四半期が無駄になってしまうかもしれない。」
と思うようになり、なんとしても成功させなければならないと、使命感が生まれたのを覚えています。
「砦を守る」ということが「知っている」から「わかる」に変わった瞬間だったと思います。
合宿を終えて
合宿が終わって日常業務に戻ったときに、自分が持っているプロジェクトや任されている役割の見え方が変わっていました。
「これは俺が守る砦だ」というのが見えてきたり、
砦を守っているプロジェクトオーナーがしてくれると嬉しいことも少しわかってきたり。
今回の合宿で幹事(オーナー)を経験させてもらったことで、「砦を守る」という言葉への解像度が高まったことで、オーナーではなくメンバーとして、オーナーの気持ちがわかった上での立ち居振る舞いをしようと思えたのも大きな収穫だったなと思います。
幹事を舐めてかかり、しっかり失敗させてもらい、「砦を守る」とは何なのかをわかることができた福岡合宿になりました。