SNSを通して伝えていきたい、ガラスびんのある、ときめくライフスタイル。

2024-09-06 日本ガラスびん協会(公式)

みなさんは、ガラスびんをどのように暮らしに取り入れていますか?
私たち日本ガラスびん協会が2022年に行った調査では、今の若い人たちはガラスびんが他素材容器に比べて環境負荷が低いことを知っているものの、ガラスびんの利用には一定のハードルがある、という実態が明らかとなりました。
このギャップについて探るため、今回はモデル/ライフスタイルクリエイターの未来リナさんにお話を伺いました。未来リナさんは、普段からガラスびんを愛用されており、ガラスびんを取り入れたライフスタイルをSNSで積極的に発信しています。
お話からは、未来さんがご自身のライフスタイルにどのようにガラスびんを取り入れているのか、そしてその様子は今の20代にどう受け止められているのかが見えてきました。


※未来さんには、日本ガラスびん協会の広報活動にも参加いただくことになりました。
※未来さんのYoutubeはこちら

容器としての機能性や環境性はもちろん、
一番の魅力はガラスびん自体の美しさ

―未来さんがガラスびんに興味を持ったきっかけを教えてください

(未来)
まず、幼少期から家庭でエキストラバージンオリーブオイルを使用していたことです。エキストラバージンオリーブオイルはとても繊細なため、光を通さない濃い色のガラスびんに入っています。ガラスびんは暮らしの中で当たり前にある存在でした。

そうした中で、私にとってガラスびんを愛用することになった一番のきっかけは、健康への影響です。私は普段から自分の健康に気を配っているのですが、自分の体に良いものを調べている中で、食べ物だけでなく、食べ物を入れる容器についても考えるようになったのです。調べてみると、ガラスびんは容器から有害物質が溶け出したりせず、また中身からの影響で容器が変質することもないようでした。それならば、一度すべての容器をガラスびんに変えてみようと決心したのです。

また、私は毎日自炊をしているのですが、ガラスびんやガラス容器は他素材容器に比べて圧倒的に保存に優れていることもわかりましたので、作り置きしたおかずや炊いたお米を保存する際に、ガラスびんやガラス製の容器を積極的に選ぶようになりました。

でも、ガラスびんの魅力はそれだけでなく、中身を使い切ったら、スープを入れたり、花瓶として花を活けたりしてアフターユースできる点にもあると思っています。ガラスびんは健康に良い、環境にも良い、そして何よりも見た目がおしゃれで、ライフスタイルにときめきを提供してくれる素敵な容器です。さらにアフターユースすれば、普段の暮らしがより楽しくなる、と気付いてからは、私の中で他素材容器を選ぶ理由が完全になくなりました。

未来リナさんインスタグラムより

日本とスペインで180度違う
ガラスびんの存在感

―スペインと日本とを行き来する生活を送っているとのことですが
ガラスびんの存在についてどのような違いを感じていますか?

(未来)
日本とスペインとでは、ガラスびんの存在感が180度違います。包装や容器ひとつとっても、スペインをはじめとしたヨーロッパではバナナをわざわざプラスチックの容器やビニールの袋で包むことはありません。スーパーに行けば、バナナもパプリカも包装されずに並んでいますし、ジャムや酢などはガラスびんで販売されています。たまにプラスチックの容器に入っている商品も見かけますが、ヨーロッパの人々が積極的に選んでいるところを見たことがありません。
私はこどもの頃からヨーロッパの、過剰包装の少ない環境で育ってきたので、さまざまなものがビニール袋やプラスチックの容器に入っている日本で買い物をしていると、『ゴミになるのになぁ』『この後捨てるだけだし、もったいないなぁ』と感じます。

私が育ったスペインをはじめヨーロッパでは、外に出ても、家の中でも、ガラスびんは暮らしの中に普通にあって、重たくて、扱いに気を付けないと割れることがあるのはこどもでも知っています。当たり前にあるので、不便を感じることもありませんし、ガラスびんは丁寧に扱うのが当たり前の感覚です。
ですので、日本でPETボトルに入った水を見ると違和感を持ちます。『ガラスびんの方がリユースできて便利なのに、なぜ日本ではガラスびんを使わないのだろう』と。

理屈や義務感ではなく
ときめきを大切にしたい

―未来さんは、ご自身のライフスタイルについて積極的にSNSで発信されてますが、ライフスタイルについて深く考えることになったきっかけはありますか?

(未来)
17歳の時に観たドキュメンタリー番組です。畜産業に関する番組で、今後、私たちは地球環境とどのように共生していくべきかを考えされられました。
とはいえ、地球環境のためという理由で無理な暮らしをしても長続きするはずがありません。ですが、先ほどお話ししたように、私のライフスタイルではガラスびんは当たり前にあるものです。だからSNSで発信する際には、私は私の暮らしにときめきをプラスするためにガラスびんを選択していて、それは自然なことだと、見てくれた方にわかってもらえるような投稿にしたいと思っています。無理せず、強制せず、『私は地球の未来のことも考えてるけど、それ以上に今のライフスタイルを楽しんでいる』ことを一番に伝えていき、見ていただいた方に、私のライフスタイルにときめきを感じてもらえたら嬉しいです。

私の着ている服を素敵だなって思ってくれる人がいるように、私のライフスタイル、モノの選び方とか考え方とかを素敵だな、自分にも取り入れたいなって思ってもらえたらな、と。『ここが、こんなだからいい』とか、細々と説明されてそれを選ぶのは、共感してくれているわけではなく、強制されているのだと思うのです。強制されたものは、結局は長続きしません。

もちろん、SNSでは、私のリアルなライフスタイルをそのまま見せているので、完璧ではありませんし、まだまだ知らないことや、間違っていることもたくさんあると思います。でも、それをあえてそのままお見せすることで『あ、私と同じなんだ』『リナちゃんみたいなライフスタイルを目指したい』という共感につながると思っています。
私はSNSの発信を通して、『意識すれば、いつでも、誰でも変えられる、変われる』ということを伝えていきたいです。

―ガラスびんに期待していることはありますか?

(未来)
ガラスびんは『びんからびんへ』水平リサイクルできることが魅力のひとつですが、私はリユースやアフターユースができることも、もっとみんなに知ってもらいたいし、ライフスタイルに取り入れてほしいです。少し前まで、日本の暮らしの中にもリターナブルびんがありました。ガラスびんを何度も使うのが当たり前だった頃の意識が、現代にもう一度戻ってきてほしいなって思います。
アフターユースにしても、ガラスびんは“タイムレス”なアイテムだと思うのです。一度ガラスびんとして完成して、容器として役目を終えたら、あとは空びんにスープを入れてもいいし、お花を活けてもいい。何度でもそのときに必要な用途で使いまわせるって、とっても素敵でベストなアイテムです。

リユースやアフターユースの意識は、現代でも特別ではありません。ヨーロッパでは今でも当たり前にあります。日本でも、もう少し環境やガラスびんのことを知れば、できることだと考えています。そのためにも、若い人たちがガラスびんの正しい知識を得る機会がもっと増えればいいなって思います。若い人たちは環境に対してとても敏感です。ちゃんとした情報に触れる機会があれば、ガラスびんに対する意識も接し方も変わりますし、若い人たちが変われば、世の中の流れもきっと変わるはずです。

―ガラスびんについて、もっと知りたいことはありますか?

(未来)
私はデザインが好きなので、中身によってガラスびんの色が変わっていることに興味があります。メーカーの人たちがどのような意図で、ガラスびんの色や形状などのデザインを決めているのか、そういうことももっと知りたいなって思います。
ガラスびんの機能面はもちろんですが、私たちの感情を刺激してくれる美しさも含めて、もっと知り、多くの人に届けていけたらいいなって思っています。

未来リナ
Web site : https://linamirai.xsrv.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/@linamirai2989
Instagram : https://www.instagram.com/lina3336/?hl=j


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